『ギフチョウとジロボウエンゴサクとムラサキケマン』

『長良ふれあいの森』を散策しながら花や木々のある風景を写していました・・・

鳥の鳴き声も良く聞かれましたが目の前に現れるのはヒヨドリくらいで他の鳥は見られませんでしたが、途中で逢った鳥好きの夫婦から『サンコウチョウがそろそろ見られるので探している』と聞き、サンコウチョウがもうすぐ見られる事を知りました・・・・・

茂みの中からストロボの光を何度も見たので少し離れた所から尋ねると『ギフチョウ』がいるようでした
私も一緒に写しましたが虫好きな夫婦の後から少し離れて写していましたので、綺麗な姿が写せませんでしたが記念として写してみました・・・・・♪



1.『ジロボウエンゴサクの花に来ていたギフチョウ』
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ギフチョウ(岐阜蝶・学名 Luehdorfia japonica)は、チョウ目・アゲハチョウ科・ウスバアゲハ亜科に分類されるチョウの一種になります
日本の本州の里山に生息する蝶で、成虫は早春より発生します・・・・・
近頃は里山の放棄や開発などによって個体数の減少が著しくなっています・・・・・><




2.
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成虫の前翅長は3-3.5cm、開長は4.8-6.5cm程で、成虫の翅は黄白色と黒の縦じま模様になっていて、後翅の外側には青や橙、赤色の斑紋が並んでいます
後翅には尾状突起を持っていて近縁種のヒメギフチョウとよく似ていますが、ギフチョウは前翅の一番外側に並ぶ黄白色の斑紋が、一番上の1つだけが内側にずれている事、それに尾状突起が長くて先が丸い事なども区別点になっています~

日本の固有種で、本州の秋田県南部から山口県中部までの26都府県(東京都・和歌山県では絶滅とされています)に分布している事が分かっています




3.
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和名は1883年(明治16年)4月24日、岐阜市にある名和昆虫所所長の名和靖氏によって岐阜県郡上郡祖師野村(現下呂市)で採集された事に由来します・・・・・
国立国会図書館にはそれ以前の1731年作とされるギフチョウ図が所蔵されていますが、その当時は「錦蝶」と呼ばれていたので『ギフチョウ』という言葉は使われていませんでした・・・・・




4.
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下草の少ない落葉広葉樹林に生息し、成虫は年に1度だけ、3月下旬-6月中旬に発生します・・・
発生時期はその年の残雪の量に左右され、カタクリなどの花を訪れ吸蜜する姿が見られますが、その光景が美しいので『春の妖精』と言われ写真愛好家が撮影に訪れます




5.
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幼虫の食草はウマノスズクサ科カンアオイ属のミヤコアオイやヒメカンアオイなどで、卵もこれらの食草に産みつけられます
ギフチョウを保護する人達は、このカンアオイの花も増やす事をしています・・・・・^^
真珠のような卵から孵化した幼虫は黒いケムシの姿で、孵化後しばらくは集団生活をして育ちます・・・・・
4回脱皮した終齢幼虫は夏には成熟して地表に降りて落ち葉の下で蛹となりますが、蛹の期間が他の蝶と比べても非常に長いのが特徴で、そのまま越冬して春まで蛹で過ごします・・・・♪^^




6.
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『ギフ』と名前に付けられた蝶なので地元意識なのか、特にこの蝶が可愛く思えます・・・・・^^
地名の付けられた生物も多くいます(例えばトウキョウサンチョウウオ、オガサワラセセリ等)
地名の付いた花や虫や色々なものを集めたら日本地図が出来ないかな・・・?^^



7.『ムラサキケマン』 ケシ目ケマンソウ科キケマン属
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8.
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9.
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長良ふれあいの森では夫婦でカメラを持って散策しながら写真を撮られている人が多く見られました・・・・・
山頂までは登らなくて麓を丹念に歩かれて色々な虫や花や鳥の姿を探していると言う感じでした~♪^^


『お詫びと訂正』最初にギフチョウが止まっている植物もムラサキケマンと書いていましたが、ムラサキケマンを沢山写していた後だったのでつい勘違いをしてしまいました・・・・・><
葉の形と花の色から同じ仲間の『ジロボウエンゴサク』と訂正をさせて頂きました(22時27分)
花を見て気が付かれた方もいて教えて頂きましたので図鑑等で確認いたしました・・・・・
気をつけているのですが時々間違えてしまいますので今後もアドバイス等宜しくお願い致します~♪



(OLYMPUS E-620)
(ZUIKO DIGITAL 70-300 1:4-5.6)
by shizenkaze | 2011-05-03 19:57 | 身近な自然の話 | Comments(20)
Commented by tmshanagn304 at 2011-05-03 20:06
岐阜チョウの云われがよくわかりました。奇麗なチョウです。このチョウは岐阜県民の誇りですね。
Commented by koneko2y at 2011-05-03 21:22
ジロボウエンゴサクにやってきたギフチョウ綺麗ですね。
一度は見たい蝶です。
いつもストロボはほとんど使いませんが、蝶を写す時は
ストロボ撮影した方がいいのでしょうか?
Commented by kawasusonomiya at 2011-05-03 21:23
こんばんは~♪
ギフチョウのお話を、岐阜在住のshizenkazeさんに、詳しくお聞きできて、うれしいです^^

ムラサキケマンの花のところに、ギフチョウがきていたのですか?
私も、今日、たまたま、ムラサキケマンの写真をとっていたのですが・・・。
ムラサキケマンは、種になると、ちょっとさわっただけで、とびちり、
あちこちひろがるので、雑草としては、好きになれなかったのですが、
今日は、ちょっと、気持ちを変えて、カメラを向けたのでした・・。
で、たくさん咲いているのですが、ギフチョウは、見かけたことがありませんでした。
マキノで、見かけるのは、カタクリの花の時期に、山ふもとで・・・。カンアオイの葉の裏に、卵がいくつも産み付けられているのはみたことがあります。
大事に生息地をまもりたいチョウですね。
Commented by m-kotsubu at 2011-05-03 21:32
こんばんは~♪
ギフチョウ、名前は聞いたことありますが 見るのは初めてです。
綺麗な蝶ですね~^^
ムラサキケマンの蜜を一生懸命吸っていますね。
そういえば、ムラサキケマンは面白い花の仕組みをしてましたよね~^^
東京では絶滅ですか・・・
見てみたいけど無理そうですね~^^;
これ以上、減らないでほしいですね・・。
1,3,6 ギフチョウの様子がよくわかりますね~^^
Commented by odamaki719 at 2011-05-03 21:51
こんばんは✿
ムラサキケマンが綺麗ですね。
7~9枚目のムラサキケマンがいい色ですね。
Commented at 2011-05-03 22:01
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by soyokaze-1020 at 2011-05-03 22:25
こんばんは♪
ギフチョウ、名前だけは知っていましたが
初めて見るような・・?
とてもお洒落な羽をしていますねぇ。
3,4,5,6枚目のムラサキケマンの花の踊りと
ギフチョウのコラボ、楽しそうです。
Commented by shizenkaze at 2011-05-03 22:34
tmshanagn304さん  カタクリの花に止まっている所が写せたら最高なんですが今回は他の花で『ヨシ』としました・・・・・^^
岐阜の名前を背負っている蝶なので特に大切にしたいですね~^^
Commented by shizenkaze at 2011-05-03 22:40
koneko2yさん  ギフチョウが止まっている花の名前を『ジロボウエンゴサク』と書いて頂いて有難うございました・・・・・
後の『鍵コメさん』からのご指摘もあって訂正する事が出来ました
時々こんなミスをしますので気が付かれた時には宜しくお願いします・・・・・♪

私もストロボは余程の事が無いと使いません
いつも『発光禁止』にしたりAモード(面倒な時にはPモード)で写すので逆光でどうしても使いたいとき意外は光らせていません~^^
Commented by shizenkaze at 2011-05-03 22:45
kawasusonomiyaさん  ギフチョウの事は合っていると確信していますが、蝶が止まっていた花はムラサキケマンでなくジロボウエンゴサクでした・・・・・
どちらの花も同じ場所に咲いていましたので確かめずに書いてしまいましたがムラサキケマンにも止まる蝶も見られました・・・・・^^

やはりカンアオイには卵を産むのでカンアオイの見られる所には成虫も見られるでしょうね・・・・・
大切にしたい生物です~♪^^
Commented by shizenkaze at 2011-05-03 22:52
kotsubuさん  ギフチョウの写っている写真ばかりに気を取られていて花の名前を間違えていました・・・><
後の7~9はムラサキケマンですが、蝶が止まっていた花はジロボウエンゴサクでした・・・・・
アップする時にも色の薄さは感じていましたが葉がはっきり見えなくてミスしました・・・・><

資料では東京では絶滅しているようだと書かれていましたが、今は色々な所で自然保護の活動が盛んになっているのでカンアオイの花が沢山咲くようになればギフチョウは必ず戻ってくると思いますよ・・・・♪^^

1.3.6の写真を気に入って頂いて有難うございました~♪^^
Commented by shizenkaze at 2011-05-03 22:57
odamakiさん  7~9の花はムラサキケマンでしたが、1~6までの花は同じケシ目ケマンソウ科のジロボウエンゴサクでした・・・・・
色具合が違っているので変だとは思っていましたが気が付かないままアップしてしまいました・・・・・><

7~9のムラサキケマンの写真を気に入って頂いて有難うございます・・・・・♪^^
Commented by timata-sn at 2011-05-03 23:02
shizenkazeさん こんばんは
今日も曇り空でした、そのうえに黄砂が重なってどんよりとした
お天気でしたよ。

ムラサキケマンにギフチョウが来て蜜を吸って居るんですね。
ギフチョウはそちらの地方名が使われるというステキな蝶なんですね。
ムラサキケマン も変わった形ですが、可愛いですね!!
2・6・7・8・9 ステキですね!!
Commented by shizenkaze at 2011-05-03 23:04
鍵コメさん  有難うございました・・・・・^^
同じ場所に混生していましたが確認もしないでアップしていまいました・・・・・><
koneko2yさんのコメントでジロボウエンゴサクと書かれていたのを見て『ハッ』とし、鍵コメさんのコメントで再確認の為、図鑑等で調べて訂正させて頂きました・・・・・
時々こんなミスをしますので今後とも宜しくアドバイスをお願い致します・・・・・

そちらでも見られるといいですね・・・・^^
1と6の写真を気に入って戴けてとても嬉しく思いました・・・・・♪^^
Commented by shizenkaze at 2011-05-03 23:09
soyokazeさん  生息地域を見るとそちらでもいるようですよ~^^
でもアゲハチョウのようにはこちらでも見られません・・・・・
色はアゲハより複雑な色合いをしています

ギフチョウが来ていた花はムラサキケマンではなくてジロボウエンゴサクでした・・・・・
良く似ていますが葉の形が全く違います・・・・・><
蝶に気を取られていて肝心の葉がはっきり写っていませんでしたのでチョンボしてしまいました・・・・・
これからは気を付けたいです・・・・・♪

3.4.5.6の写真を気に入って頂いて有難うございました~♪^^
Commented by shizenkaze at 2011-05-03 23:21
timataさん  今日は曇り空なのか黄砂で薄暗くなっているのか分からない天気でした・・・・・
午前中に少しだけ写真を写して来て午後からは女房と娘と隣の県まで買い物に付き合っていました~><

ギフチョウは最初に発見されたのが岐阜県だから付いた名前なので、そちらでも見られると思いますよ~^^
蝶が止まっていた花はジロボウエンゴサクでした・・・・・
7~9の花はムラサキケマンです・・・・・♪^^

似たような花で区別の仕方も分かっていながらのミスなので恥ずかしいです・・・><
ついうっかりが駄目ですね・・・・・
2.6.7.8.9の写真を気に入って戴けてとても嬉しく思いました~♪^^
Commented by caps2_kana604 at 2011-05-04 17:05
一生に一度はギフチョウを撮影してみたいですね~。いいなぁー。
ムラサキケマンも品のあるいい色ですね。きれいです。
Commented by tanuki_oyaji at 2011-05-04 17:57
shizenkazeさん、こんにちは〜♪
たしかギフチョウは日本固有種なんですよね〜
関東地方ではあまり見られない蝶なので見せいただいて良かったです。
Commented by shizenkaze at 2011-05-04 19:57
caps2さん  虫好きなcaps2さんには是非出逢って欲しいですね・・・^^
いつも出逢えるとは限りませんが来春にでもカタクリの咲く場所で逢えればいいですね・・・・・♪^^

ムラサキケマンの紫色は綺麗ですね・・・・♪^^
Commented by shizenkaze at 2011-05-04 19:59
tanuki_oyajiさん  ギフチョウはアゲハチョウの仲間では日本の固有種ですね・・・・・^^
でも今は自然保護活動や里山復活と言う事に力を入れているので関東地方でも見られる事になればいいですね~^^
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