『女郎花(オミナエシ)の花・・・』

今日載せた『オミナエシ』の写真も河川環境楽園で写したものです・・・・

花の咲いている風景も写したかったのですが周囲が道路であったりして綺麗に撮る事が出来ず花だけを写した写真になってしまいました・・・・><

今日は『女郎花(オミナエシ)』の事を少し多く書きましたので花の写真を見ながら読んで頂ければと思っています~~



『女郎花(オミナエシ)』 オミナエシ科オミナエシ属

1.
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『オミナエシ(女郎花)』の名前の由来は美女も圧倒する美しさという意味の「おみな圧し」からきているという説や、小さな黄色い小花が女性の食べていた粟飯=「おみな飯」に似ている事から名付けられた等の諸説があるようです




2.
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毎年夏から秋にかけて小さな黄色い小花が一カ所にまとまって咲き、円錐状の形を作ります
根元から出る葉っぱは細長い楕円形で、茎に付く葉は切れ込みの深く入った羽状の形をしています
草丈は通常1m程になりますが、20cmほどのコンパクトな大きさで花を咲かせるタマガワオミナエシという園芸品種もあるようです
それ以外にも6月頃から花を咲かせる早咲きのハヤザキオミナエシや葉に斑のはいるフイリオミナエシなど、様々な園芸品種が今は存在しています
それだけ多くの人に好かれている花なのでしょうね・・・・・^^




3.
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オミナエシは秋の七草の一つになっていますね~

姿形のよく似た同じオミナエシ科のオトコエシ(男郎花)というものもありますが名前の由来は「オミナエシより丈夫で強そうに見える(?)」からのようです
こちらは白い花を咲かせますがオミナエシより少ないようです・・・・・♪^^




4.
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5.
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6.
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『女郎花』
九州から都に上った僧が,山城の国を通った時に道端に咲く女郎花を美しく思い,手折ろうとすると,老人が現れて花を折るのを止めました・・・
僧は老人に案内されて石清水八幡宮の近くの山陰に連れて行かれ、そこに苔むした塚が二つ男と女のように並んでいるのを見ました
老人は,塚に葬られているのは小野頼風と申すものであって実はそれは自分であると名乗ってから秋風の中に消えてしまいました・・・・・
僧がお経を上げ弔っていると,そこに男女の霊が出て来て身の上を語り出しました・・・




7.
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昔,小野頼風という男が山城国の岩清水八幡宮のある男山に住んでいました
彼は都で宮仕えをしている時に都の女と契りを結びましたが,任期が終わって帰郷したのちに都の女を忘れてしまいました
都の女は小野頼風を恋しく思い,男山に頼風を訪ねて来たのですが,すでに頼風には妻がいる事を知らされます・・・
都の女は,悲しみにくれて川に身を投げてしまいました・・・・・




8.
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やがて秋になると都の女の脱ぎ捨てた山吹重ねの衣の跡から1本の黄色い花が咲き、それが女郎花でした・・・
頼風は自責の念に苦しんで自分も同じ川に身を投げて自害をしてしまいました




9.
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後に二人を憐れんだ村人が弔いに川の畔に女郎花塚と頼風の塚を建てました・・・・・
二人の霊は,冥土で邪淫(じゃいん)の悪鬼に責められ、女は剣の山の頂にあり,男は山を登ろうとすれども剣の刃で身を刺し通され磐石で骨を砕かれる地獄の日々を送っていると言う事でした・・・・・ 




10.
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二人は成仏が出来るようにとこの僧に供養を願う為に現れた霊なのでした・・・・・・・・・・《謡曲 「女郎花」による》


このような花に纏わる悲しい話はとても多いですね・・・・・

『女郎(じょろう)』と言う言葉は女性を悪く言うような言葉に思えますが、元々は女性の事を普通に言う言葉のようでした・・・・・
『オミナエシ・オトコエシ』のように植物を男女に分けて名を付けたものは多く見られますね・・・・・
『オナモミ・メナモミ』や『オタカラコウ・メタカラコウ』や『オヒシバ・メヒシバ』等がありますが最初にどちらかの名前が付けられて後で似たものが出た場合に比較して付けられる事が多いようです~~^^

明日からは岐阜市内で見かけたものを載せたいと思っています・・・・♪^^



(OLYMPUS E-620)
(ZUIKO DIGITAL 14-42 1:3.5-5.6)
(ZUIKO DIGITAL 70-300 1:4-5.6)
by shizenkaze | 2011-08-21 20:15 | 身近な自然の話 | Comments(20)
Commented by timata-sn at 2011-08-21 21:03
shizenkazeさん こんばんは
今日も雨に成りました、涼しい一日でしたよ。

オミナエシ 秋の七草の一つでと云う事位しか知りませんでした。
小花が集って綺麗ですよね。!!
色んな言い伝えや物語があるのですね。
知らない事ばかりですよ。
1・4・7・8 がステキですね!!
Commented by asitano_kaze at 2011-08-21 21:16
オミナエシ、秋の七草のひとつですから、どこの公園にもたいていみかけます。
オトコエシはこちらでは最近ようやく花が開き始めています。
オミナエシに比べると断然すくないですね。知っている人もすくないようです。
謡曲の「女郎花」この時代にはこんな風な悲話があるようですね。
現代と比べてひとのこころが純粋でうたれます。
1,4,5,6,10、気に入りました。
Commented by to-y_niya at 2011-08-21 21:39
女郎花って、こんなに綺麗な花でしたっけ^^ って感じ。。。
すっごく綺麗に撮れてますね(●^o^●)  めっちゃ綺麗で可愛い~です♪
が・・・そんな哀しい話があるんですね(/_;)
>オトコエシ   初めて聞きました!!検索してみま~す^^
Commented by soyokaze-1020 at 2011-08-21 21:53
こんばんは♪
オミナエシ、これくらいの優しい黄色はいいですね。
私が行く庭園に整列して植えられているこの子たちは賑やかですけれど風情に欠けます。
こちらのオミナエシは花のつき具合も優しくて緑の葉との対比が美しいです。
花に纏わるお話し、豊かな心の人が言い伝えているのでしょうね。
オトコエシ、名前は知っていますが、出会ったことがありません。
トップ、4,5,8,10枚目、素敵です。
Commented by pulala-2 at 2011-08-21 21:55
オミナエシの説明を楽しく読ませていただきました(^-^)
この花には蝶もよく集まりますね。
初めてクジャクチョウを撮ったのもこの花に止まったときでした。
モンシロチョウではない珍しい蝶だ!とコウフンしました(笑)

どのお写真も綺麗ですね。
4番が特に気に入りました♪ こんな写真を撮ってみたいです☆
Commented by m-kotsubu at 2011-08-21 21:56
こんばんは♪
オミナエシもあちこちで見られるようになりました。
この花に、そんな悲しい話があるとは・・・。
この花の 儚い感じに似合う悲話ですね。
秋のもの静かな風に似合う花、そこまで秋が来ているのを感じます。
1,4,6,7 が好きです。
Commented by odamaki719 at 2011-08-21 22:02
こんばんは✿
オミナエシにまつわるお話が色々とあるのですね。
4枚目が素敵に撮れていますね。
7枚目で花がどの様な感じかよく分かりました。
Commented by shizenkaze at 2011-08-21 23:06
timataさん  今日は午後から雨になりましたが気温が上がらなくて涼しく感じられました~

オミナエシに限らず色々な花などに纏わる物語って多いですね・・・・
不思議な事に花に関係した物語はどれも悲しいお話が多いですね

1.4.7.8の写真を気に入って頂いて有難うございます~^^
Commented by shizenkaze at 2011-08-21 23:12
asitano_kazeさん  ここでもオミナエシは広く植えられていて良く目立っていましたが去年見たオトコエシが見当たりませんでした・・・・・
良く確かめましたが白い花が咲いてなくてどれもオミナエシばかりでした・・・・・
まだ早かったのか植え替えてしまったのかは判りませんでした・・・・・

オミナエシの物語もオトギリソウやテイカズラの物語のように悲しく悲惨かものが多いですね・・・・・
こう言う話を作って涙するのは日本人ならではの感情なのでしょうか・・・・・

1,4,5,6,10の写真を気に入って頂いて有難うございました・・・・・♪^^
Commented by shizenkaze at 2011-08-21 23:16
to-y_niyaさん  オミナエシは遠くでは黄色い塊のように見えますが近くで見ると小さな花が一つ一つ可愛い花なんですよ~

小さい花を写すのが好きだからこんな花を見たら撮り捲くりますね~
そろそろマクロレンズを買おうかなって思ってます・・・・・♪^^

花には悲しいお話が多いですね・・・・・><


Commented by shizenkaze at 2011-08-21 23:23
soyokazeさん  去年来た時にはオミナエシ5に対してオトコエシ1の割合で咲いていましたが今年はオミナエシしか見られませんでした・・・・・

家の近くでは見られなくてこの場所で見て楽しんでいますが去年の夏に白川郷で見たオミナエシは合掌住居が背景だったので雰囲気は良かったです・・・・・
でも時間を掛けずに出掛けられるのはここですね~^^

花に関わるお話は多いのですがどれも悲しい結末になりますね
花の持つ魅力的なものがそう思わせるのでしょうね・・・・・♪

1.4.5.8.10の写真を気に入って頂けてとても嬉しく思います~^^
Commented by koneko2y at 2011-08-21 23:25
オミナエシにまつわるお話を興味深く読ませていただきました。
オミナエシにもよく蝶がやってきます。
小さいひとつひとつの花も可愛らしいです。
Commented by shizenkaze at 2011-08-21 23:25
pulala-2さん  蝶だけでなくコガネムシ達や蜂達もこの花が好きなようですね~^^
この日は蝶の姿は見られませんでした・・・・・

4の写真を気に入って頂けてとても嬉しいです~♪^^
Commented by shizenkaze at 2011-08-21 23:30
kotsubuさん  オミナエシは近くの粕森公園や梅林公園、金公園では見られませんのでここで毎年写しています・・・・・^^
きっと咲いている公園が近くにもあると思うので小さな公園にも足を向けたいと思っています~

花に纏わる儚くて悲しいお話は多いですね・・・・・
花に関係した物語でハッピーエンドになるものって日本では少ないようですね・・・・・><

1.4.6.7の写真を気に入って頂いて有難うございました~^^
Commented by shizenkaze at 2011-08-21 23:34
odamakiさん  オミナエシの話は調べていて判りました・・・・
他にも花に纏わる物語は多いのですが殆どが恋愛関係で、他に兄弟や親子関係が続きますね・・・・・
綺麗な花や可愛い花、妖艶な花を見ているとそんな話が浮かんで来たのでしょうね・・・・・

4.7の写真を気に入って頂いて有難うございます・・・♪^^
Commented by shizenkaze at 2011-08-21 23:40
koneko2yさん  オミナエシには色々な物語などがあるようですね・・・・・
小さな花が集まって咲いているものには蝶や虫達が多く来ます・・・
きっと大きな花なら一度に蜜を吸ったらおしまいだけど小さな花がたくさんあると一つ一つの花に少ないけれど新鮮な蜜があるので蝶達には嬉しい場所なんでしょうね~^^

小さい花は可愛いですね・・・・・^^
これからも探しながら写したいです~~♪^^
Commented by sizennonaka at 2011-08-22 06:30
おはようございます~~

女郎花と先日見せて戴いたミソハギはこちらのお盆の時によく飾られる
花です。
女郎花とミソハギは庭に植えてありますが、女郎花は二年草なので花
の少ない年もあります。
写真には撮りずらい花ですが好きです~~
Commented by ueno-panda at 2011-08-22 15:57
故高木東六氏が、
”演歌って湿っぽくて、僕は嫌いだなあ・・・”
と云ってらっしゃいました。私も、なるほどね、と思いましたが、
日本人の人生観て、こういう謡曲の類から脈々と続く湿っぽいものが
あるのでしょうね。好きとか嫌いとかに関わらず、私たちには
馴染み深いですよね。
Commented by shizenkaze at 2011-08-22 19:59
sizennonakaさん  家の庭にミソハギとオミナエシが植えれているのですか~^^
いつもブログで見せて頂いてますがたくさんの花が身近に見られて素晴らしいですね~

小さな花が集まって咲いている花は綺麗で可愛いのですが写真を写すのには難しい花ですね~♪^^
Commented by shizenkaze at 2011-08-22 20:02
ueno-pandaさん  演歌や怪談話など日本特有の『陰』の雰囲気がありますね・・・・・

私も毎日陽気な気持ちを強く持って暮らすようにしていますが心の奥底には日本人の陰気質も少しはあるのかも知れないですね・・・・><
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