『絶滅危惧種のヒメコウホネの花・・・』

スイレン科のコウホネが池や小川に見られる季節になりました・・・・・

よく似ている『ヒメコウホネ』は全国的にも自生地が少なくて今では『絶滅危惧種』に指定されています
この達目洞(だちぼくぼら)の逆川(さかしまがわ)に見られるヒメコウホネは地域のボランティア団体『達目洞の自然を守る会』等の皆さんが大切に保護をしています・・・・・

岐阜市の条例でもこの植物を採取禁止にしてあり違反者には罰則があります・・・・・♪^^
ブログで堂々と紹介していると『荒らされるのでは?』と思われるかも知れませんが岐阜市のホームページなどでも紹介されている所なので私も隠さずに載せています・・・・・^^

今頃から咲いて真夏には少し減りますがまた秋からは咲くので何ヶ月も見られる期間があります~♪^^



『達目洞に咲くヒメコウホネ達・・・』 スイレン科コウホネ属
学名はNuphar subintegerrimumといいます・・・^^

1.
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昔ながらの里山の自然を残す達目洞には金華山を水源とする清らかな水が湧き出して逆川(さかしまがわ)となり、この清流にヒメコウホネが可憐な黄色い花を咲かせています・・・・・




2.
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達目洞にはヒメコウホネのほかにもコクロオバボタルやモリアオガエル、ナガボノアカワレモコウ、ノハナショウブなど多くの貴重な動植物が生息、生育していて市内で最も生物多様性が高い重要な自然環境を有する地域になっています・・・・・♪




3.
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金華山東山麓の達目洞に自生するヒメコウホネは環境省レッドデータブックの絶滅危惧II類に指定される絶滅危惧種になっているので岐阜市では『岐阜市自然環境の保全に関する条例』で貴重野生動植物種に指定し保護しています・・・・・^^




4.
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ヒメコウホネには葉が小型で丸い『東海型』と葉がやや大型で卵形をした『西日本型』がありますが狭義のヒメコウホネは東海型を指しています・・・・・
達目洞のヒメコウホネもこの東海型です~♪^^
ヒメコウホネ東海型の自生地は達目洞の他には愛知県、三重県内の数地域に現存しているだけなので全国的にも非常に貴重な場所となっています・・・・・
花の開花時期は5月から10月ですが真夏には咲いている花の数が減る事もあります




5.
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平成4年に植物研究家の『故・成瀬亮司先生』が達目洞に自生するヒメコウホネを発見されました
以降、成瀬先生の指導のもとでヒメコウホネ保全活動が活発に行われるようになり岐阜市もこの活動を支援して現在も市民団体や県との協働により継続的に保全活動がされています~^^




6.
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平成16年4月には『岐阜市自然環境の保全に関する条例』に基づいてヒメコウホネを貴重野生動植物種に指定して採取を禁止するなどの保全が図られました・・・・・
平成19年3月には保全体制を更に強化するために同条例に基づき『ヒメコウホネ自生地を特別保全地区』に達目洞の逆川が指定されました~^^




7.
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多くの人々が協力して人の生活圏にありながらこれだけの自然が残せられるようになりました・・・・・
ここにはバイパスが通る予定でしたが署名運動などの市民運動や学識者達の呼びかけでバイパスは高架になりました・・・・・^^

この逆川の上を国道156号のパイパスが通っていますが下では昔からの自然の営みが見られます~^^




8.
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私は去年初めて来ましたがそれまではこの場所が神聖な所のように思えて近付けませんでした・・・・・
来てみたら多くの人が自然観察をしていたり金華山登山の準備をしていたりしていたので気が楽になりました
それからは何度も通ううようになって今までに15回くらいは散策しています~^^




9.
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去年の葉が残っているので少し汚れたようにも見えますが新しい葉が見られるようになると一層花の黄色が綺麗に見えます・・・・・^^




10.
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岐阜市達目洞
交通アクセスは岐阜バス日野鈴虫または日野本郷バス停下車徒歩15分で行く事が出来ます

車は10台ほど停められるスペースがあります
絶対にゴミなどを残さないようにしてください・・・・・
この場所に咲いている植物はどんなものでも絶対に採らないで下さいね~!



綺麗な黄色の花ですが『白トビ』のようになってしまいました・・・・・
また今度は秋頃に綺麗に写したいと思います~^^





(OLYMPUS E-620)
(ZUIKO DIGITAL 70-300 1:4-5.6)
by shizenkaze | 2012-05-28 21:09 | 身近な自然の話 | Comments(20)
Commented by マングース at 2012-05-28 21:25 x
こんばんは。

ヒメコウホネ東海型も岐阜県、愛知県、三重県内の数地域なんですか。
ほんとこの地域は希少種の宝庫ですね(^_-)

先日、葛城山で山野草の採取禁止看板の横で堂々とビニール袋に
ワラビやヨモギを採っているおばちゃんの集団を見ました(>_<)
先の地震の際、日本人は礼儀正しく民度が高いと言われていましたが
これではそんな褒め言葉を返上しないといけませんね。。。
Commented by koneko2y at 2012-05-28 21:56
今年もコウホネは見ましたが、
ヒメコウホネは見たことがありません。
葉っぱや花が小さい他に何か見た目に違いはあるのでしょうか。
Commented by m-kotsubu at 2012-05-28 22:14
こんばんは♪
ヒメコウホメ、絶滅危惧種なんですよね~><
可愛い花なのに…。
綺麗な水でないと育たないのでしょうか?
この花が毎年咲くような環境であってほしいですね。^^
Commented by odamaki719 at 2012-05-28 22:23
こんばんは✿
ヒメコウホネは小さくて撮影が難しそうですね。
4枚目で咲いている雰囲気がよく分かります。
7枚目が大きく綺麗に撮れていますね。
Commented by tanuki_oyaji at 2012-05-28 22:27
shizenkazeさん、こんばんは〜♪
コウホネはこちらでも見ることができますが、
ヒメというのもあるんですね。
こういう貴重な花は大切に守って欲しいものですね。
Commented by pulala-2 at 2012-05-28 23:01
コウホネは見たことがありますが、ヒメコウホネは初めてです。
貴重なお花なのですね。保全活動をしなくてもずっと咲いていて欲しいですね。
自然の中で咲いているお花は、『そこに咲いているから美しい』のに
このことをわかって欲しいですね。
Commented by shizenkaze at 2012-05-28 23:45
マングースさん  岐阜辺りは日本の東西や南北のの真ん中辺りになるので色々なものが見られるようですがこちらだけの特別な植物などもありますね・・・・・^^

味噌汁と同じでこの一帯は赤味噌で他が白味噌や合味噌と言うのと少しは似ているのかな?^^

オキナグサでもそうでしたが昔は何処にでも見られたものが荒らされて見られなくなった所が多くなりました
毎日世界では絶滅している生き物があるようですが食い止めたいですね・・・・・^^
Commented by shizenkaze at 2012-05-28 23:47
koneko2yさん  コウホネとヒメコウホネの一番の違いは蓮と睡蓮のようでコウホネは水の上に葉を出していますがヒメコウホネは水に葉を浮かべる『浮葉型』と言うところでしょうか・・・・♪^^

Commented by shizenkaze at 2012-05-28 23:50
m-kotsubuさん  絶滅危惧種も場所によっては増え過ぎているような所もあるみたいですね・・・・・
でもヒメコウホネは急に増える事も無く手厚く保護されながら生き続けています・・・・・

『当たり前の風景』が当たり前に見られる世の中であって欲しいですね・・・・・
Commented by shizenkaze at 2012-05-28 23:56
odamakiさん  達目洞の逆川は川幅2mも無い小さな川ですが水面までは少し離れているのでマクロでの撮影は難しいようで皆さん望遠レンズで撮っていました・・・・・

綺麗だとか特別可愛いって花ではありませんがいつまでも見られる自然が保たれれば良いですね・・・・・・^^

4.7の写真を気に入って頂いて有難うございました~^^

今日投稿する時に何かしたようでプロフィールに記事が行かなくなっていて『いいね』ボタンが消えてしまいました~><
Commented by shizenkaze at 2012-05-28 23:59
tanuki_oyajiさん  コウホネは公園などの池には多いですが近くでヒメコウホネが見られるのはここだけです・・・・・^^
さすがに『姫』はあっても『殿』は無いですね~^^
でももう少し立てば『トノサマガエル』や『トノサマバッタ』くらいは見られるかも・・・・(笑)

この花に限らず絶滅危惧種は大切にして少しずつ増やすようにしたいですね・・・・・^^
Commented by shizenkaze at 2012-05-29 00:04
pulala-2さん  ヒメコウホネは本当に少ない植物のようですが同じ絶滅危惧種に指定されている『アサザ』や『ガガブタ』は保護され過ぎて大垣市等の公園では一杯増えています・・・・
保護は良いものとは限りませんね
絶滅が危惧されていたニホンカモシカが今度は増えすぎたので『間引く』なんて呆れる処置をしている公的機関のようなものが多くて本当に自然を大切にすると言う事が判らなくなっているみたいですね・・・・・

Commented by e-ku-bo3 at 2012-05-29 00:14
ヒメコウホネ・・・とても、スイレンの仲間と思えない姿ですが
黄色い花が可愛いですね〜。
茎の太さと、花の小ささがアンバランスなところが、面白いです。
でも、絶滅しかけてるんですね〜〜。残っていくと良いですね。
Commented by NB_yhyn at 2012-05-29 03:52
達目洞は横に156号が出来た時に知りましたが、確かに特別な場所の様な気が私もして、
開通当時何度か散策したことがありました。
その場所を切り裂くようにバイパスが走った時は驚いたのを覚えています。
多くの方のご努力で、共存が図られてるのですね。

↓その奥深くにあるローズガーデン、訪れた時は別世界に足を踏み入れた様な感じがしました^^。
Commented by soyokaze-1020 at 2012-05-29 20:22
こんばんは♪
水生植物は覗き込むしかありませんから、撮り難いです。
ヒメコウホネは実際には見たことがありませんが、小さなお花なのですね。
引き寄せられて撮られた7枚目、凄いです!
トップ、4、6、10枚目も素敵です。
岐阜市は自然に優しい方々が活躍される素晴らしい所だと感心しています。

Commented at 2012-05-29 20:40
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shizenkaze at 2012-05-29 20:53
e-ku-bo3さん  ヒメコウホネは少ない植物ですがソックリなコウホネならそちらでも見られると思います^^
花の大きさに比べて太くてしっかりした茎が頼もしいですね^^

いつまでも残って欲しいです^^
Commented by shizenkaze at 2012-05-29 20:55
NB_yhynさん  ここは岐阜市内でも特別な所ですね・・・・・
いつまでも残したい所です

ローズガーデンの管理されているご夫婦はとても凄いな・・・って思いました
あんな人になりたいです・・・・・^^
Commented by shizenkaze at 2012-05-29 20:58
soyokazeさん  ヒメコウホネの花は小さいと言っても500円硬貨くらいはありますよ^^
睡蓮たちと比べる小さいですが望遠レンズで何とか撮れるので皆さんそうして写していました~^^

1.4.6.7.10の写真を気に入って戴けてとても嬉しいです~♪^^
Commented by shizenkaze at 2012-05-29 21:00
20:40の鍵コメさん  コウホネは公園などでよく見られますね^^
ヒメコウホネと別々に見ても私には区別が付くかどうか自信がありません~><

でも希少な生き物達にはこの世の中に残って欲しいですね・・・・・
3.5.6.7.9の写真穂気に入って頂いて有難うございました~^^
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