『半夏生(ハンゲショウ)と蒲(ガマ)の見られる風景』

今日は7月1日で暦では『半夏(ハンゲ)』と言いますね・・・・・
一年の丁度真ん中でこれから後半へと季節が続いて行きますね~~

『半夏(ハンゲ)』と聞くと私が最初に浮かぶものはサトイモ科のカラスビシャクで漢方名を『半夏』と呼びます
これより少し大きいものは『オオハンゲ』と言って湿り気のある場所や草叢等で見られます・・・・・

次に思い浮かべる植物がドクダミ科の『半夏生(ハンゲショウ)』ですが普通はこちらの方が有名なんでしょうね~^^

今日は朝から雨でしたので先週写した写真を載せました・・・・・




『梅林公園のハンゲショウ・・・♪^^』 ドクダミ科ハンゲショウ属の多年性落葉草本植物です
学名はSaururus chinensisと言います~^^
『半化粧』と言う書き方をする事もあります・・・・・
1.
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梅林公園の一番大きい池の周囲で見られたハンゲショウです~

この名前の由来は半夏生(太陽の黄経が100°になる日)の頃に花を咲かせることに由来する説と葉の一部を残して白く変化する様子から『半化粧』とする説がありますね・・・・・

葉の片面(表面)だけが白くなることから古くはカタシログサ(片白草)とも言われました~♪^^




2.
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高さ50~100cmほどになり葉は互生して長さ5~15cmほどの卵形で基部がハート形をした細長い形状になります・・・・・
夏至を過ぎた頃から長さ10~15cmほどの穂状花序を葉の付け根に咲かせます
花のすぐ下に見られる葉の表面が白く変化して花弁の役目を果たして虫達の目を惹くようになるのが特徴とも言えます・・・・・

開花期にはドクダミによく似た独特の匂いがあります~




3.
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池のこちらからハンゲショウを移していましたら岩の上に見ているカルガモがいました
全く起きる気配も無くのんびりと寝ていました~^^




4.
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カルガモにカメラを向けて見ていると寝ていたカルガモが目を開けましたが写している間に再び目を閉じて寝てしまいました・・・・・

時々岸近くには猫達が来る所ですが水の中には来られないので安心出来る事を知っているようですね^^




5.
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『梅林公園の蒲(ガマ)』 ガマ科ガマ属の多年草の抽水植物です
学名はTypha latifolia Lと言います~^^
『香蒲』と書かれる事も稀にあるようです・・・・・
6.
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葉は高さ1~2mで水中の泥の中に地下茎をのばし夏に茎を伸ばして円柱形の穂を上に付けます
穂の下部は赤褐色で太く雌花の集まりで『アメリカンドッグ』に似た形状をしています・・・・・
穂の上半分は細くて雄花が集まり開花時には黄色い葯が一面に出ます~
風媒花ですが雄花も雌花も花弁等は見られず最も単純な構造の植物だと言えます~^^




7.
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雌花の熟したものは綿状になってこれを『穂綿(ほわた)』と言います・・・・・
日本神話の因幡の白兎の話の中には毛をむしり取られた兎に対して大国主は蒲黄を体につけるように助言しています・・・・
でも唱歌の『大黒さま』の中ではそれが『がまのほわた』となっていて両者は混同されていた事が判ります・・・

蒲の穂を乾燥させて『蚊取り線香』の代用として使われる事もあるようです・・・・・♪^^




8.
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ガマ属の日本で見られる主な種は3種類です・・・・・
これらは日本全土の池や沼に分布し高さ1.5~2mの多年草で花期は6月~8月でガマが最も早く見られます・・・・・^^
そして『ヒメガマ』と『コガマ』が続くとされています~

雌花序と雄花序が離れて花茎の軸が見えるのが『ヒメガマ』で雌花序と雄花序が連続していて雌花序の長さが10~20cmのものが『ガマ』で6~10cmのものが『コガマ』と区別が出来ますがそれらの種によって酸素漏出速度が異なるので生育している土壌に与える影響は変化するようです・・・・・




9.
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梅林公園の風景の中に咲くガマ~^^




10.
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多くは見られない植物なので見た事の無い人が珍しそうに眺めます・・・・・
子供達には『アメリカンドッグ』や『ソーセージ』に見えるようで楽しそうに見ています~

自分のプログデーターを眺めていると毎年同じものばかり写している事が良く判ります・・・・・
梅雨が明けて晴れた日が多くなったら高山市の山間部や滋賀県の奥琵琶湖方面にも出かけて今まであまり写していなかったものを撮ってみたいですね・・・・・

それに今年は県内の渓流や滝の風景も多く撮ってみたくなりました~♪^^





(OLYMPUS E-620)
(OLYMPUS E-330)
(ZUIKO DIGITAL 70-300 1:4-5.6)
by shizenkaze | 2012-07-01 21:10 | 身近な自然の話 | Comments(23)
Commented by odamaki719 at 2012-07-01 21:28
こんばんは✿
ハンゲショウは池の水辺に群生していて綺麗ですね。
ガマはよく生け花に使いました。
これから白い穂が出てくるのが不思議でしたが
「因幡の白ウサギ」の話しの中でガマの穂にくるまって
身体を治したというのがやっと分かった気がします。
Commented by マングース at 2012-07-01 21:33 x
こんばんは。

サトイモ科のカラスビシャクは残念ながら実物を見たことがありません(>_<)
私は半夏生と言えばドクダミ科のこちらを思い浮かべます。
そんなに多くはないですが公園や庭先で育てておられる所があるので
写真に撮っています^^
このハンゲショウの白い葉っぱの仕組みも図鑑などで説明を読んで
なるほどと納得してもやっぱり不思議なものですね!
Commented by yukko-5 at 2012-07-01 21:37
あれ?半夏生と、がまの穂、梅林公園にあったんですね
全然気が付きませんでした

がまの穂の蚊取り線香だなんて素敵♪
どんな匂いがするんでしょう???

今、うちで使っているのは除虫菊成分のものですが
かなり臭いです(~_~;)

今はかわいいカルガモがいるんですね
私はカメが甲羅干ししてるのしか見たことありません

Commented by to-y_niya at 2012-07-01 21:48
こんばんは☆
shizenkaze さんは ホント物知りですね^^
いろんな事が楽しくわかりやすく書かれてて。。。勉強になります☆
Commented by m-kotsubu at 2012-07-01 21:54
こんばんは♪
半夏生は水辺がよく似合いますね~
もうこんな季節になったんだ~と最近よく思います…^^;
半夏生を最初見た時 
なんで葉がちょっとだけ白いのか とても不思議でした。
ガマもユニークですね~^^
3,5 いいですね♪
Commented by timata-sn at 2012-07-01 23:16
shizenkazeさん こんばんは
今日は雨が降ったり陽射しが有ったりで、蒸し暑かったですね。

半夏生 を見ると夏が来たなぁって思いますよね。
でも何時も観ては不思議な花だなぁって思いますよ。
葉っぱをこの様に白く化粧した様に見せるとは、それも
半分だけ色を変えて居るからです。
私も藤戸寺に先日行ったら有ったので写しました。
ガマの見える季節なんですね、最初に見た時これは何だろうって
思いましたよ。
近くの池で
見る事が出来ますが、穂綿の弾ける前に刈り取られて、残念ですが
見た事がないんですよ。
Commented by shizenkaze at 2012-07-01 23:44
odamakiさん  ハンゲショウの葉の緑と白が綺麗に見える季節ですね・・・・^^
ガマは活花にもよく使われるようですね?
他の植物と合われて活けられるのでしょうね・・・・・?^^
これだけでも味わいがありますが華やかさはないですね~

ガマの穂綿が出ている所を見ると楽しくなります^^
Commented by shizenkaze at 2012-07-01 23:50
マングースさん  カラスビシャクは毎年堤防で見ましたが今年は草刈の時期のせいでタイミングがズレたので見られませんでした・・・><

ハンゲショウは木曽川水園では木舟に乗って見られるのでとても雰囲気が良さそうですしその風景を岸から撮るのも良さそうです・・・・・

花が目立たない植物は香りで勝負しますが離れると届かないので葉を白くしたり飾り花を作ったり色々な事で虫達の気を惹こうとしていますね・・・・・
それに惹かれる人間達もいますね・・・・・♪^^
Commented by shizenkaze at 2012-07-01 23:54
yukko-5さん  ハンゲショウは梅林では一番大きな池の周りに一杯見られます・・・・・^^
ガマは管理事務所の横にある藤棚と道路の間で見られますがここにも以前はハンゲショウが見られましたがこの時には見られなかったので刈られたのかなって思いました・・・・・

池には時々カルガモが来ています
この近くにある階段の上に神社がある所辺りに私の友達猫の『梅之介♀』達がいます・・・・・
出逢ったら挨拶してくださいね~(笑)
Commented by shizenkaze at 2012-07-01 23:57
to-y_niyaさん  物知りじゃなくて色々調べて書いているだけですよ~
それに自然に親しんでいる期間が長いので多少は身に付いている事もありますが身に付くのは知識より体脂肪かな・・・・・><

いつも暖かなコメントを有難うございます~♪^^
Commented by shizenkaze at 2012-07-02 00:00
m-kotsubuさん  同じドクダミ科でもハンゲショウは水辺じゃないと生きられませんね・・・・・
木曽川水園では木舟からハンゲショウが咲いているところを見られるようなので晴れた日曜には出かけて写したいですね・・・・・

ガマも見られる季節になりました
もう今年も半分済んだのですね・・・・・><

3.5の写真を気に入って頂いて有難うございます^^
Commented by shizenkaze at 2012-07-02 00:06
timataさん  今日は朝からの雨で家から出たのは夕方の買い物に付き合ってスーパーへ行っただけでした・・・・・><

ハンゲショウやガマが見られると梅雨も後半だなって感じますね・・・
紫陽花と一緒で梅雨が合う植物ですが太陽の輝く向日葵の似合う季節になって欲しいですね・・・・・^^

ガマの穂綿に限らず沢山の綿毛や花粉、それに葉を落とすものは早めに刈られたり剪定される事が多くなりましたね・・・・・
住んでいる人達からの苦情が出るようですね~><
たまに見に行くだけの私たちより実際に近くに住んでいる人は綺麗や可愛いと言う事より掃除や匂いなどで迷惑がられる事もあるのでしょうね・・・・・

Commented by yaso-bana at 2012-07-02 15:45
こんにちは 昨日は「半夏生」・・・
私も同じで「カラスビシャク」を先ず頭に浮かべてしまいます
こっちは「半化粧」のイメージで見ています。。。

夏になるので涼しげな「渓流」や「滝」の写真を楽しみにさせていただきます ^^)/
Commented at 2012-07-02 16:55
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shizenkaze at 2012-07-02 20:05
yaso-banaさん  『半夏生』ではカラスビシャクを思い浮かべるそうですね・・・・・この花は『半化粧』が合っているようにも思われるようですね・・・・・
植物の名前なども人によって感じ方が違うので楽しく感じます~^^

渓流は少し出かければ見られますのでこれからの夏には沢山撮ってみたいですね・・・・・^^
Commented by soyokaze-1020 at 2012-07-02 20:06
こんばんは♪
半夏生の季節になりましたね。
庭園に有るものしか知らないのですが、そのうち見に行かなくては~!
カルガモちゃんが寛いでいますね。良い雰囲気です。
蒲、散歩道の川で見ますが、今季はちょっと元気がないように見受けました。
蚊取り線香の代用になるのですか? 知りませんでした。
ひとつ知識が増えました~!
3、5、7、8、いいですね。

Commented by shizenkaze at 2012-07-02 20:09
16:55の鍵コメさん  葉の色を変えてまで虫達を誘う姿は凄いですね・・・・・
植物や虫や色々な生き物にはこんな力が秘められていて子孫を残せるように頑張っているのですね・・・・・
人は道具などに頼り過ぎますね~

5と8の写真を気に入って頂いて有難うございました~♪^^
Commented by shizenkaze at 2012-07-02 20:18
soyokazeさん  半夏生が水辺に咲いているのを木舟から眺められる所が木曽川水園にありますが天気が良くないと行けないですね・・・・
梅林公園なら近いので見られる数が少なくても写しに良く出かけます
カルガモは時々見ますが同じ個体なのかなって思う時があります・・・・・
前には2羽見られましたが最近は1羽だけみたいです~

ガマの穂もこの季節には見ないと気が済みません・・・・・^^
そちらのガマが元気が無いように見えるそうですが気候の関係なのでしょうかね?

蚊遣りには色々な植物が使われますね・・・・・
除虫菊は当然ですが杉葉や棕櫚や蒲の穂など色々考えるものですね
強力な化学薬品よりは効き目が少なくてもこちらを使いたいですね・・・

3、5、7、8の写真を気に入って頂いて有難うございました~♪^^
Commented by e-ku-bo3 at 2012-07-03 00:21
半夏生、綺麗な植物ですよね。花穂と白く化粧したみたいな葉。
日本画で有名な方が(でも名前を忘れました)描いた、半夏生の絵を見て知った植物です。
でも、鉢植えでしか見たことがありませんでした。

ガマの穂、公園ウォークして、初めて見たとき、
穂がほぐれてモワモワになってましたが、
あれが因幡の白ウサギの
赤剥けたからだを包んだモノなんでしょうか?
Commented by shizenkaze at 2012-07-03 20:09
e-ku-bo3さん  ハンゲショウを描いた画家は多いと思いますが『小倉 遊亀』の絵だったかも知れませんね~^^

長良川の河川敷では見られませんが公園などの水路脇には良く見かけます。。。

ガマの穂は面白いので見つけると楽しくなりますね~
このガマの穂綿に包まれて因幡の白兎は傷を治したんですね^^
Commented by rhapsody_uhuhu at 2012-07-03 20:33
いいな~カルガモの居る場所で^^
大好きなんです。カルガモ。

マイナスイオンたっぷりな場所にカモにハンゲショウにガマが生息するんですね~^^
Commented by shizenkaze at 2012-07-03 21:19
rhapsody_uhuhuさん  カルガモは良く見かけますが親子でいるところを見た事が無いんです~><
昔はテレビのニュースでもカルガモの引越しなんて報道されていましたが見る機会がありません・・・・・
親の後から雛たちが並んで付いて行く姿を撮ってみたいです~

梅林公園は家から近くて梅の季節以外は人も少ないので良く出かけています・・・・・
Commented by saara at 2012-07-05 10:18 x
アメリカンドッグやソーセージに見えていいんですよね~!

そんなふうに想像力をプレスすることで、一つ植物を覚えることが出来るのですから…(^.^)b


興味を持つことが大事なんだと思っています!
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