『輪中(わじゅう)の住居』

今日載せる写真は以前出掛けた時に写したものなので周囲の木々がまだ紅葉していないものも見られます
長良川の河川敷を歩いてもあまり変化がありませんでしたので今日は『輪中』の住居の内部を見ていただこうと思います・・・・・

輪中の事は小学生か中学生のときに社会の授業で習ったと思いますが実際に見ることは少ないので興味を持っていただけると思いました~^^

輪中(わじゅう)とは岐阜県南部と三重県北部や愛知県西部の木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)とその支流域の扇状地末端部から河口部に存在した堤防で囲まれた構造あるいはそれを守るための水防共同体を有する集落のことです・・・・・
曲輪(くるわ)、輪之内(わのうち)とも呼ばれる事もあります・・・・・

加納輪中や室原輪中のように集落が山裾や高位部に接するため上流側からの大量の水が流入する可能性が低いためその部分に大きな堤防を持たないものもみられるなど完全に堤防に囲われていない例外もあるようです・・・・・

載せた写真は岐阜県の海津市などの海抜0m地帯で見られるもので木曽三川公園センターに展示されているものです・・・・・



『輪中住居』

1.
d0054276_2113568.jpg

輪中の住居としては大きなものです・・・・
川の水位が高くなっても水に浸からないように石垣が組まれて高い所に建てられています・・・・・




2.
d0054276_2114635.jpg

入り口さえも少し高く造られています~




3.
d0054276_2115524.jpg

重要な住居空間は特に高い場所にあり水から人命と家財を守るようになっています・・・・・




4.
d0054276_212898.jpg



5.
d0054276_2121866.jpg

輪中住居の特徴の一つにこのような船を格納出来る場所が設けられています
何かあればこの船を下ろしてすぐ使えるようになっています~♪
このようなものを『上げ舟』と呼んでいます・・・・・




6.
d0054276_2123031.jpg

当時そのままの道具が見られます・・・・・^^




7.
d0054276_2124071.jpg



8.
d0054276_2125177.jpg



9.
d0054276_213220.jpg

風呂場です・・・・・
五右衛門風呂ですね~
子供の頃に親戚の家にあって何度も入りました・・・・・^^




10.
d0054276_2131254.jpg

ここは台所なんでしょうね~^^




11.
d0054276_2132232.jpg

母屋はとても立派でした
裕福な人の建物だったのですね・・・・・^^




12.
d0054276_2133332.jpg



13.
d0054276_213449.jpg

二階に上る階段はとても急ですね・・・・・




14.
d0054276_2135697.jpg

洪水による浸水を避けるため母屋とは別に石垣や土盛りの上など高い場所に作った家屋を水屋と言います母屋と渡り廊下でつながっていることも多いようです
一般には倉庫として扱われ洪水の際には住居として使われるものが多いです・・・・・
建造する費用が高いので全ての家にあるわけではなく所有者は裕福な家に限られました・・・・・
また立地としては洪水時に避難できる高台や堤防から離れた地区に多く類似の建築は日本各地に見られます・・・・・
文献上は18世紀後半にみられ以降輪中地域全体に広がりましたが明治時代の木曽三川の分流工事の後は水害の危険が少なくなり新しく水屋が建てられなくなったためその数を減らしつつあるようです~
大垣市輪中生活館には住居式水屋と土蔵式水屋の双方を併せ持つ名和邸が保存整備されており同市釜笛地区の水屋群が文化庁により文化的文化財に指定されています~




15.
d0054276_214546.jpg


16.
d0054276_2141571.jpg

水屋の内部ですが川が氾濫した場合でもここで何日も暮らす事が出来るようになっています




17.
d0054276_2142829.jpg

水屋には食料と調理具や調味料も保管されています
河川の氾濫と言う自然災害でも身近に感じられるものに対しての備えが完璧にされているようですね




18.
d0054276_2144058.jpg

『輪中住居』なんてあまり見られるものではないですが先人の知恵を見習ってこれからの災害などに生かせればいいですね・・・・・♪

今日は花などの自然のものではありませんが自然と暮らす人達の知恵から生まれたもので自然との共存の姿だと思い載せてみました~^^





『岐阜がナンバーワン』 12 刃物の生産日本一 (関市)

700年も前から刃物の町として名高い関市では 鎌倉時代からの歴史と伝統は今も受け継がれていて日本一の刃物産地として知られています・・・・・^^
包丁、アウトドアナイフなどのキッチン用品から鋏、爪切り、ひげそりなどの日用品まで様々な製品がつくられています・・・・・♪

毎年10月の第2土・日曜日に刃物まつりが行われます
市内約50店の刃物会社が出店する注目の「刃物大廉売市」では通常の2~3割引のお値打ち価格で購入が可能です
他にも、国内外のナイフメーカーがカスタムナイフなどを展示販売する「関アウトドア・ナイフショー」、 古式日本刀鍛錬や刀剣研磨等外装技術の実演、居合道の据え物斬りや抜刀術の実演、刀剣展、 アウトドアナイフショーなど様々なイベントも一般公開されます~

貝印刃物やガーバーサカイ、ニッケン等の有名刃物メーカーも関市にあります~^^






(OLYMPUS E-30)
(OLYMPUS E-620)
(ZUIKO DIGITAL 14-42 1:3.5-5.6)
by shizenkaze | 2013-12-14 21:43 | 懐かしいもの | Comments(20)
Commented by マング-ス at 2013-12-14 22:04 x
こんばんは。
自然災害に対する様々な備えがいろんな所にされているのですね!
現代の住居は全国どこでも同じような造りで、地域の特性や
立地特性が考慮されず災害に対する備えが忘れ去られている
気もします。

大阪では刃物と言えば堺が有名ですが、関の刃物も聞いたことはあります。
日本一だとは知りませんでした^^;
Commented by yaso-bana at 2013-12-14 22:32
懐かしいもの発見!・・・「五右衛門風呂」
7歳~10歳までの子供の頃に入っていた風呂・・・もう見られる事は無いと思っていました v^^
Commented by hibikorekouji2 at 2013-12-14 23:30
日本家屋の美しさに感動しました。
今ではこれだけの家を建てられる大工さん自体が少なくなっているのだろうと思うと残念です。
そして数々の道具、伝統細工と呼ばれているものもあるようですが、竹で編んだり藁で編み上げたりと温かみのある暮らしの中の道具、今では工芸品となり高価なものになっていますね。
これまた職人さんがいなくなりつつあるようで・・・。
日本の伝統文化を守っていかないといけないですよね。
Commented by yukko-5 at 2013-12-14 23:56
見たことある風景、、、(●^o^●)
私も同じような写真を撮ってきました

子供の頃のうちのお風呂、五右衛門風呂でしたよ
Commented by ueno-panda at 2013-12-15 06:38
美しいし、とても興味深いですね!
Commented by timata-sn at 2013-12-15 07:49
shizenkazeさん お早う御座います。
今朝は良いお天気の様です、冷えて居ますよ。

輪中と言うんですね、昔習ったように思いますが、
実際にこの様に観るのは初めてですよ。
川の氾濫や増水での災害に対処する工夫がされて居るんですね。
石崖で高くした住居、それよりもっと高くした水屋、凄く考えられた
災害に対する知恵ですよね。
昔懐かしい道具や台所の状態田舎を思い出しながら
見させて戴きました、有難う御座いました。
Commented by nori_natural at 2013-12-15 18:17
こんばんは、
昔の人は水害に対して用意万端だったんですね。
船まで有るとは驚きです。
Commented by tanuki_oyaji at 2013-12-15 19:04
shizenkazeさん、こんばんは〜♪
そういえば習った記憶がありますね。
緊急時の備えをちゃんと考えられているんですね。
Commented by ten-zaru at 2013-12-15 20:03
shizenkazeさん、今晩は。
古い建物なんでしょうね。
船まで格納していたとは凄いですね。
Commented by shizenkaze at 2013-12-15 20:18
マング-スさん  昔の人の知恵は今でも通用するものが多いと思いますが金銭的なことや土地の広さで無理があるのでしょうね~
海岸近くの津波予防にも活かされるものだと思いますがどうでしょうかね?
Commented by shizenkaze at 2013-12-15 20:21
yaso-banaさん  五右衛門風呂のような造り方が本当は熱効率が良いのかも知れないですね・・・・・
でも中の板を踏み外すと大変でしたね~><
もっと昔は踏み板が無く下駄を履いて入ったとか・・・・・^^
Commented by shizenkaze at 2013-12-15 20:25
hibikorekouji2さん  今の日本家屋でも柱などの繋ぎや補強に金具を使う事が多くなって本格的な木組みは少なくなりましたね・・・・
昔は竹細工や木の小物は必要雑貨でしたが今では職人がいなくなって高価なものになってしまいました・・・・
希少価値が出るとそのもの事態が駄目になりますね・・・・・><

Commented by shizenkaze at 2013-12-15 20:28
yukko-5さん  ここはご存知ですね^^
木曽三川公園の各公園には色々な昔からのものが見られますね~
今回の建物や水車小屋や萱葺き民家もあるので写しています・・・

五右衛門風呂は家には無かったですが知り合いの家で良く入りました
Commented by shizenkaze at 2013-12-15 20:29
ueno-pandaさん  外国生活が長くなるとこんな日本古来の建物や風習が恋しくなるのでは・・・?
これからもこんな風景を載せるようにします~
Commented by shizenkaze at 2013-12-15 20:33
timataさん  今日は朝早くまで雨が降っていたようで道路が濡れていました・・・・・
昼前後は天気が良くて近場で写真を写していました^^

昔の人達は自然の災害に対抗するのではなくて災害から逃れることを考えて暮らしていましたね・・・・・
今でも台風や地震に向っても人の力ではどうにもならないので何かあったとしても少しは安全だと思われる暮らしがしたいですね~

写真を気に入って頂いて有り難うございました~^^
Commented by shizenkaze at 2013-12-15 20:36
nori_naturalさん  川の近くで暮らす人達は川からの恩恵も多く受けていましたが皮の怖さも良く知っていました・・・・・
今の人達は『自分だけは大丈夫・・・』なんて思っているので何かあれば被害も多くなってしまいますね・・・・・><

『上げ舟』のある建物は今でも多く見られます~
Commented by shizenkaze at 2013-12-15 20:37
tanuki_oyajiさん  昔の人の災害への対処法は今の人達には想像がつかないくらい用意周到だったようですね~^^
見習う事も多いです・・・・・♪
Commented by shizenkaze at 2013-12-15 20:39
ten-zaruさん  家の軒下に『上げ舟』を用意して食料や調味料の備蓄もある暮らしは凄い知恵ですね・・・・・
今の私達には判っていてもそんなゆとりが無いので出来ないですね><
Commented by マーガレット at 2013-12-16 19:43 x
私が結婚した時に、母が持たせてくれた包丁は貝印の包丁でした。
研ぎやさんにだすたび「これはいい包丁ですね」と言われました。あれから40年経ちますが、5,6、年前まで使っていたほどです。やはりいい包丁は一生ものですね。
Commented by shizenkaze at 2013-12-16 19:53
マーガレットさん  良いものは長く使えるのでいいですね・・・・・
安いものばかり使っていると本物を知る事が無いですね~

研いでも研いでも良く切れるので頼もしいですね・・・・・^^
名前
URL
削除用パスワード


<< 『岐阜公園の雪吊風景』 『長良川河川敷の冬景色~』 >>