『湿原で出逢った植物達・・・』

今日は山室湿原で出逢った植物を3種類紹介します~
どの植物も似たようなものは身近ても見られますが名前を見ると全く知らないものばかりでした・・・・・

今まで湿原の植物をたくさん写した事がなかったので何日も同じ所で写したものを載せましたが湿原の魅力に惹かれそうになっています~(*´∀`*)


1.『深山梅擬(ミヤマウメモドキ)』  モチノキ科ミヤマウメモドキ属の落葉低木
学名はIlex nipponica Makinoと言います~
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東北地方と中部地方~近畿地方の日本海側を分布域とし山地で湿った場所に自生しています・・・・・
雌雄別株で岐阜県内でも沢沿いや湿地周辺などに自生している所があります~

互生する葉は倒披針形(長さ3~10cm、幅1.5~5cm)で先にかけて膨らみ縁には鋭い鋸歯があります・・・ウメモドキの葉に比べると大きめで分厚い感じがします~

花は雌花・雄花共に径3~4mmで雌花は2~4個、雄花で4~6個が本年枝の葉腋につきます~
花弁は4~5個で雌花には緑色で球形の子房に直接柱頭がつくメシベと白色の退化したオシベがあって雄花にはオシベ4~5個と退化したメシベが見られます・・・・・

この赤い実は今が見頃で彼方此方で生っているのが見られました~




2.
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葉の鋭い鋸歯は写真では見難いですが触れると痛いくらいです~♪




3.
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4.
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この木の下にはサギソウやミミカキグサ達が咲いているのが見られます~
湿原の小さな花ばかり気にして歩いていると気が付かないですね・・・・・♪




5.
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日本の特産種です・・・・・(*´∀`*)




6.
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7.
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8.『小松毬薄(コマツカサススキ)』  カヤツリグサ科ホタルイ属の多年草
学名はScirpus fuirenoidesと言います~
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本州から九州に分布する多年草で低地の湿原等のやや栄養分の多い鉱物質土壌の湿地に生育しています・・・・・
根生葉は堅く幅は3~5mmで茎は高さ1m前後になります~
断面は鈍い三角形でしっかりしています・・・・・

茎葉は長くて茎の高さを超えています
花は8月頃から咲き始め10~20個の小穂が集まった球状の花序を形成しています~
花が咲く前はアブラガヤと区別が難しいですが花が咲くと特長ある形でよく判ります・・・・・
花序は熟すと灰褐色になります~(#^.^#)




9.
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写真の姿は花が終わり実が出来かけているようですが形が小さく複雑なのでハッキリと判りませんね・・・
面白い姿です~♪




10.
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これに近い花や実は河川敷などで見られる『タマガヤツリ』にも少し似ているような気がします~♪




11.
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12.
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13.『桜葉榛の木(サクラバハンノキ)』  カバノキ科ハンノキ属の落葉小高木
学名はAlnus trabeculosa Hand.-Mazz.と言います~
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国のレッドデーターブックでは『準絶滅危惧種』になっているようです・・・・・
和名は湿地に生えるハンノキの仲間であって葉がサクラに似ていることに由来しています~

沢沿いの林の中や湿地周辺でまれに見られ沢沿いの林の中では樹高が高く幹だけしか見られないことがほとんどです・・・・・
この山室湿地では低い木があるので近くで観察できます~(#^.^#)

幹は灰褐色で滑らかで樹皮に割れ目は入りません
長い葉柄があり互生し葉は長さ5~9㎝の卵状楕円形~長楕円形で不揃いの細鋸歯が見られます~




14.
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葉の基部はハンノキより広い楔形~心形で先は鋭尖頭をしています・・・・・
葉脈は網状脈までハッキリ見え主脈は裏面で特に隆起するのが判ります~

雌雄同株で葉の展開前に開花します
雄花序は枝先に垂れ下がってつき雌花序は雄花序の下方につきます~

果穂は長さ約2㎝の卵状惰円形で果鱗は長さ約3.5㎜の扇形で堅果は長さ3~4㎜で幅2~2.5㎜の大きさになり堅果の1/4の幅の翼があります~(*´∀`*)




15.
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近くの公園や山で見られるハンノキやヤシャブシとよく似ていますが年々少なくなっているようなので大切にしたいですね・・・・・




16.
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今日は天気が良かったのですが仕事から帰る頃には雨になりました
三重県などに大雨警報が出ていたのをテレビのテロップで見ました・・・・・゚(゚´Д`゚)゚
また強い雨が各地で降るようです

今までに降った雨で地盤が緩くなっていますので山の近くや渓流などにはなるべく近寄らないようにしてくださいね・・・・・♪






(OLYMPUS E-30)
(OLYMPUS E-620)
(ZUIKO DIGITAL 14-42 1:3.5-5.6)
(ZUIKO DIGITAL 70-300 1:4-5.6)

(OptioRZ10)
by shizenkaze | 2014-09-06 20:10 | 身近な自然の話 | Comments(14)
Commented by timata-sn at 2014-09-06 23:02
shizenkazeさん こんばんは
今日は曇り空が続いて居ましたが、夕方から雨に成りましたよ。

ミヤマウメモドキ と言うんですね、真っ赤な小さな実が可愛いですね。
沢山生って居て目につくでしょうね。
コマツカサススキ と言うんですね、変わった形をして居ますね。
サクラバハンノキ 見ると松かさの様な感じですね。
今日は初見のものの様に思います。
有難うございました。
Commented by odamaki719 at 2014-09-06 23:13
こんばんは??
 山室湿原には本当に色々とあるのですね。 
ミヤマウメモドキの赤い実が可愛いです。
2・5枚目が好きです。
コマツカサススキは変わっていますね。
サクラバハンノキは初めて見た気がします。
Commented by asitano_kaze at 2014-09-07 10:05
ミヤマウメモドキ、赤い実は鳥の目にも目立つでしょうね。
ひとの目にも美味しそうに見えます。
2は1と佇まいがちがいますね。カメラの視点のちがいでしょうね。
この木の下にサギソウが咲いているんですか。
コマツカサススキ、カヤツリグサの仲間という感じはしますが、初めて聞く名です。
けっこう丈が高いんですね。
サクラバハンノキ、ハンノキとちょいと似てますね。
↓ハッチョウトンボ、たくさんいるのですか。1度出会いたいものです。
ホザキノミミカキグサの可憐さ、惹かれます。
その魅力で虫を獲物にしてしまうんですね。
シロバナミミカキグサもいいですね。美しいです。
Commented by ten-zaru at 2014-09-07 19:28
shizenkazeさん、今晩は。
いずれも初めて聞く名前です。
秋になると赤い実が目立つようになりますね。
これから撮影する機会も増えると思います。
自分も必ず鳥撮影の合間に写しています^^
Commented by tanuki_oyaji at 2014-09-07 19:44
shizenkazeさん、こんばんは〜♪
だんだんと赤い木の実が増える季節に近づいてきましたね。
もう暫くすると冬鳥の季節、美味しそうな色で鳥を集めてくれると嬉しいです。
Commented by マングース at 2014-09-07 20:58 x
こんばんは。
ミヤマウメモドキ、赤い果実が美しいです!
学名からすると牧野富太郎博士が命名されたようですね(^_-)
Commented by shizenkaze at 2014-09-07 21:17
timata-snさん  今日はすごく天気が良くて暑いくらいでしたが日陰は涼しく感じました・・・・・

湿原を散策しているといつも見ているものとは違う植物や木々が見られてとても楽しくなりますね~
これからもこんな所を散策したいです・・・・・♪

写真を気に入って頂いて有難うございました~(*´∀`*)
Commented by shizenkaze at 2014-09-07 21:21
odamaki719さん  山室湿原には普段見ているようなものなのにどこか違うっていう植物が多く見られました~
ミミカキグサ等は近くには見られるところがありませんが他の植物も珍しいものが多くて楽しい散策になりました・・・・・
湿原植物には絶滅危惧種が多いので見に行くのも気を付けて見ていたいですね~♪

2.5の写真を気に入って頂いてありがとうございました~♪
サクラバハンノキの葉は本当に桜の葉みたいですね~(*´∀`*)
Commented by shizenkaze at 2014-09-07 21:40
asitano_kazeさん  あまり湿原に出かけることがないので出掛けて色々なものを見ると嬉しくなりますね~
ミヤマウメモドキは本当に美味しそうですね・・・・・
そのままは無理としても果実酒ならいけそうですね(アルコールの弱い私が書くのは変ですが~^^)
でも湿原にあるものは採ったりする事は出来ませんので撮るだけです~
2の写真をアップする時に前後のものと雰囲気が違うようで別の植物かなと思いましたが写した順番を見ても同じ個体のようでしたのでそのまま載せました・・・・・
目線や光の状態なのかも知れませんが葉の形も何となく違って見えるようなので不思議です~

コマツカサススキのような植物も好きなので初めて見て顔の筋肉が大きく緩んでしまいました~
こう言うものって楽しいですね~(*´∀`*)

ハッチョウトンボはたくさん見られました同じトンボではないと確認したものだけでも何匹もいました・・・・・♪
オスが目に付きやすかったので多く見られましたがメスも見ました

ミミカキグサも近くには咲いていないので前に見てから『また逢いたい』って思っていました~

近くにない湿原なのでこれからも機会があれば出かけたいです~(#^.^#)
Commented by shizenkaze at 2014-09-07 21:42
ten-zaruさん  赤色の実は鳥だけじゃなく人間にとっても魅力的ですね~
これからは彼方此方で見られるようになるので楽しいですね~♪
Commented by shizenkaze at 2014-09-07 21:44
tanuki_oyajiさん  鳥達の写真を写そうとしたらこんな赤い実などが生っている所で粘れば良いのでしょうか?^^
赤い実は鳥だけじゃなくて人の目も惹きますね・・・・・(*´∀`*)
Commented by shizenkaze at 2014-09-07 21:47
マングースさん  ミヤマウメモドキの名前もマングースさんの好きな牧野富太郎博士によるものですね~
いったいどれくらいの名前を付けているのでしょうね・・・・・?^^

Commented by yako at 2014-09-08 16:16 x
山室湿原に行ったのですね。

サギソウ、きれい。
ハッチョウトンボも愛らしいですね。
会えて良かったですね、

shizenkazeさんのやさしい目を通すと
いろんな実やちいさな花も生き生きと
感じられます~。
Commented by shizenkaze at 2014-09-08 21:57
yakoさん  山室湿原には出掛けられたことがありますか?
色々なものが見られて楽しかったです~

でもそちらだと葦毛湿原の方が近いですね?^^
サギソウは綺麗ですね~
その白さに真っ赤なハッチョウトンボが見られるととても気分が良かったです~

暖かなコメントを頂いて感謝しています~♪^^
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